彼は富める身で寝ても、再び富むことがなく、 目を開けばその富はない。
彼らはしばし高められて、いなくなり、 ぜにあおいのように枯れて消えうせ、 麦の穂先のように切り取られる。
あなたがたの釜がまだいばらの熱を感じない前に 青いのも、燃えているのも共につむじ風に 吹き払われるように彼らを吹き払ってください。
彼らの愛し、仕え、従い、求め、また拝んだ、日と月と天の衆群の前にさらされる。その骨は集める者も葬る者もなく、地のおもてに糞土のようになる。
ああ、エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、おまえにつかわされた人たちを石で打ち殺す者よ。ちょうど、めんどりが翼の下にそのひなを集めるように、わたしはおまえの子らを幾たび集めようとしたことであろう。それだのに、おまえたちは応じようとしなかった。
また、箕を手に持って、打ち場の麦をふるい分け、麦は倉に納め、からは消えない火で焼き捨てるであろう」。
わたしは知っている、あなたはわたしを死に帰らせ、 すべての生き物の集まる家に帰らせられることを。
すなわち、災の日に悪人は免れ、 激しい怒りの日に彼は救い出される。
しかし人は死ねば消えうせる。 息が絶えれば、どこにおるか。
あなたを憎む者は恥を着せられ、 悪しき者の天幕はなくなる」。
わたしを見る者の目は、 かさねてわたしを見ることがなく、 あなたがわたしに目を向けられても、 わたしはいない。
つえはユダを離れず、 立法者のつえはその足の間を離れることなく、 シロの来る時までに及ぶであろう。 もろもろの民は彼に従う。
なにゆえ、わたしのとがをゆるさず、 わたしの不義を除かれないのか。 わたしはいま土の中に横たわる。 あなたがわたしを尋ねられても、 わたしはいないでしょう」。
悪しき人の勝ち誇はしばらくであって、 神を信じない者の楽しみは ただつかのまであることを。
富を得ようと苦労してはならない、 かしこく思いとどまるがよい。
あなたの目をそれにとめると、それはない、 富はたちまち自ら翼を生じて、 わしのように天に飛び去るからだ。